高倉小学校=岡山県津山市=の4、5年生28人が30日、同所のほ場で地元特産品の自然薯(じねんじょ)「つやまくさかり」の種イモの植え付け作業をし、成長を楽しみにしながら農業の大切さを学んだ。
総合学習の一環。津山自然薯生産組合の下山昌一組合長(77)ら4人が“先生”役を務めた。
「日本で自然薯として最初に品種登録された、平成元年からつくっている高倉自慢の品」などと説明を受け、イモが育つ1メートルほどの塩ビパイプにミネラルが豊富な地元の“とっこ土”を入れ、ずらしながら埋めていった。目印の案内棒に沿って種イモ100本を置くと、「おいしくなあれ」と声をかけながら優しく土をかぶせた。
4年の田村晟君と福田颯亮君、神原凌空君は「早く大きくなってほしい。ふわふわ揚げが楽しみ」などと話し笑顔をみせた。
害虫防止のためマリーゴールドの苗も植えた。今後は草取りやビニールかけなどをし、12月中旬に収穫してPTA行事で食べる予定。