岡山県美咲町の応援大使でアイデア料理研究家のmako(マコ)さんによる調理実習が14日、柵原中学校=美咲町下谷=で開かれ、2年生25人が町の特産品を使い、簡単にできる料理作りを楽しんだ。
makoさんは同校出身で、昼の情報番組の出演、レシピ本も累計40万部以上など活躍している。この日は、町産のショウガと卵を使って、握らないおにぎり「おにぎらず」を作った。
ショウガ焼き入り、スパム(肉の缶詰)と卵入りの2種類。生徒たちはショウガをすりおろしたり、卵をフライパンで焼いたりと、makoさんのアドバイスを聞きながら楽しそうに調理。焼きのりの上にご飯と具材を載せ、キャベツやレタスにマヨネーズをかけた後、のりをたたんで包んだ。
みんなで試食し「おいしい」と笑顔の生徒たち。同校は義務教育学校・柵原学園への統合で本年度末で閉校することから”思い出の味”になった。
逢坂琉希君(14)は「みんなで楽しく作ることができ、料理に興味を持てた」。makoさんは「自然豊かな美咲町の食材の良さを知ってもらういい機会になった。家庭でも朝食や弁当などで作ってほしい」と話していた。