岡山県勝田郡勝央町の町政施行70周年を記念して作られた町のマスコットキャラクター「きんとくん」をデザインしたマンホール蓋(ふた)の展示が、同町勝間田の町役場で始まり、来庁者たちの目を楽しませている。31日まで。
岡山県立大学との共同研究によって製作が進められ、9月にお披露目された蓋で、大きさは直径約60センチ、デザインは同大大学院2年・小川桜子さんが担当。きんとくんのほかに、農業公園おかやまファーマーズマーケット(同町岡)の建物、台風で氾濫した川に流されるも生還し、「奇跡の子牛」と呼ばれた「元気くん」の銅像、町花のツツジといった町を象徴するイラストが施され、鮮やかな色彩とともに目を引く。
合わせて勝間田高校森林コースの生徒たちが県産ヒノキでつくった同じデザインのコースター(直径約10センチ)も展示中。勝央町役場ではSNS「インスタグラム」の公式アカウントをフォローとリポストした先着300人に展示品と同じコースターをプレゼントしている。
総務部元気なまち推進室は「町の魅力が詰まった愛らしいデザインで、ぜひ見に来て、愛着を持ってもらえたら」とPRしている。
マンホール蓋は全部で6枚製造しており、そのうち1枚をどんどん市場(同町豊久田)に設置。残り4枚は町内各所のマンホールに据える予定。