津山民芸協会(小林博道会長)による工芸作品が山北の市役所ロビー(岡山県津山市)に展示され、来庁者に地域の職人芸の魅力を紹介している。3月1日まで。
市と周辺の工芸家でつくる同協会は、地域文化や芸術発展に貢献した個人、団体に贈る市文化連盟の本年度「くすのき賞」受賞しており、会員や会友11人の代表作を展示。
県伝統的工芸品の横野和紙、干支(えと)をモチーフにした郷土玩具、すす竹で作った昆虫や生活雑貨、巧みな木組みのミニ座卓、
多彩な釉(ゆう)を使った食器、磨研土器のオブジェ、ベンガラ染めの着物などが並ぶ。
高野山西の会社員女性(49)は「地元にこれほどさまざまな工芸があるとは知らなかった。どれも味わい深く、手仕事の温もりを感じる」と話した。
小林会長(74)=国分寺=は「それぞれ丹精込めたこだわりの作品。地域の民芸、工芸の魅力にふれてほしい」とアピールしている。
「くすのき賞」受賞の津山民芸協会 工芸作品展示