第46回「津山納涼ごんごまつりIN吉井川」(同実行委主催)を盛り上げる「ごんごおどり」の講習会が17日、岡山県津山市山北の津山総合体育館で行われ、踊り連の親子ら約150人が熱心に励んだ。初日(8月3日、奴通り)の総踊りに向けて24日も行う。
「ごんご囃子」の振り付けを考案した舞踊集団宮坂流の宗家・宮坂身志さんの息子で、2代目家元の一樹さん(28)が訪れ、同実行委おどり分科会のメンバーとともに指導。参加者たちはアドバイスを受けながら、ごんご(カッパ)が行進したり、泳いだりする姿を表現したユーモラスな動きを繰り返し、最後は輪になって軽快に踊っていた。この後は一樹さんが振り付けを考えた「和っしょい!津山」の練習も行われた。
3日当日は、午後4時半から奴通りの特設ステージでオープニングセレモニーがあり、4時45分ごろに踊りを開始。ごんご囃子は18団体、和っしょい!津山が10団体、総勢1185人が出場する。動作の美しさや粋のよさなどから審査して大賞などを決める。今年は新たに「おどり分科会特別賞」も創設している。
昨年「ごんご囃子総合大賞」を受賞し、連覇を狙う「林田小スーパーキッズ」に所属する林田小4年の谷本彌子さん(9)は「順調に踊れるようになり、自信がついた。みんなで力を合わせて大賞を目指したい」と意気込む。
同実行委おどり分科会のチーフ・山形朋椰さん(30)は「来ていただいたみなさんが笑顔になる楽しい祭りにしたい」と話している。