多摩美術大学=東京都=の学生と岡山県津山市内の木材製品製造業者がコラボし、美作産の杉、ヒノキを使ったオリジナル製品を開発する「つやま家具プロジェクト」から、独創的なアイデアを匠の技術で商品化した4点が生まれた。つやま産業支援センターの「メイドイン津山」ブランドで、各事業所やECサイトで販売を開始した。
事業者と製品は次の通り。価格はいずれも税込み。
①髙橋工芸(高野山西)のTSUYAMA CLIPは、無垢材でオブジェとしても使える大中小サイズのクリップ。小3300円、中6600円、大1万3200円。
②髙橋工芸のHINOKIJIは切ったり貼ったり簡単に加工できるヒノキの生地。6ミリチップは3300円、10ミリチップは4400円。
③すえ木工(八出)の美作家具は伝統の技術を現代にあった形で取り入れた組んでバラせる家具。スツール1万3200円、デスク2万9700円、ダイニングテーブル5万5000円、ベンチ2万5300円。
④イマガワ(押入)の美作檜ワクモクは、シンプルで温かみのあるデザインが特徴的なハンガーラック。3万2670円。
プロジェクトはつやま産業支援センターと同大学の官学共同研究の一環で、新しい流通の仕組みづくりやブランドイメージ向上などが目的。昨年8月に事業者と学生をマッチングする「ドラフト会議」を行っていた。
「つやま家具プロジェクト」より4点が商品化、販売開始/岡山・津山市
- 2020年6月2日
- 経済・産業