津山市内の就農希望者らを対象にした本年度「つやま援農塾」が12日、開講した。ピオーネと野菜の2部門あり、20〜60代の15人が11月まで座学や実習を通して栽培知識を学ぶ。
山北の市役所東庁舎で開講式。塾長の谷口圭三市長が「新たな担い手を育成し、活力ある農業を築いていきたい。農業をやってみたいと思ってもらえる有意義な取り組みになることを期待したい」とあいさつした。
受講生たちは自己紹介を交え「定年後、親の後を継ぐために農業を一から学びたい」「夫婦で就農し、農業を通じて津山を盛り上げたい」と意気込みを語った。終了後、基礎講座が行われた。
ピオーネ部門は5月中旬に春先の管理方法を学び、6月中旬の房づくりなどを経て9月上旬に収穫。野菜部門は4月下旬にアスパラガスの収穫とショウガの植え付けを行い、7月にジャンボピーマン、10月にブロッコリー、11月にショウガの収穫を予定している。
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開講式で自己紹介する受講生たち