加茂小学校=岡山県津山市加茂町塔中=の6年生27人が、切り絵の卒業制作に取り組んでいる。岡山城をモチーフにした作品(縦27センチ、横37センチ)で、今月末には仕上げる。
地元の切り絵作家・今田俊一さん(77)=津山市加茂町宇野=を講師に迎え、児童たちが選んだ下絵を使って10月5日から開始。
4回目の今月17日も一人ずつ交替で指示を受けて取り組み、「烏城」の別名を持つ6層の天守の陰影に竹べらを当てるなどし、それぞれ慎重にデザインカッターで切り抜いていった。
太田悠悟君は「繊細な部分もあり、気をつけて切り込んでいる。みんなで協力して一つの切り絵を作るのはとても楽しく、いい記念になると思う」とにっこり。
制作は来春、卒業式の会場で披露し、その後は校長室前に飾られる予定。