国際的な音楽コンクール第26回「ショパン国際ピアノコンクールinASIA」の岡山地区大会で銅賞を獲得した美作第一小学校4年生の黒藪美月さん(10)が全国大会に出場することが決まり、岡山県美作市は23日、同市栄町の市役所で激励会を開いた。
黒藪さんは幼いころからピアノに興味を持ち、5歳で習い始め、小学校2年生の時に第24回同コンクール全国大会に初出場。日本一への挑戦は2度目となる。現在は津山市の教室に通いながら毎日1時間以上の自主練習に励んでいる。
この日、市役所を訪れた黒藪さんは「前回の出場では悔しい思いをした。ショパンは演奏するのに難しい部分があるので本番で間違えないように、上手に弾けるように頑張ります」と意気込みを語った。
萩原誠司市長は「修練を重ねて立派なピアニストになると心から期待している。今大会出場は大きな成果を上げるための最初の一歩になると思う。応援している」と勇気づけ、激励金を手渡した。
大会は来年1月4日、神奈川県川崎市の昭和音楽大学ユリホールで開催。「ワルツ変ト長調Op・70ー1」を披露する。上位入賞者はアジア大会への出場が決まる。
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