昨年9月に東京都で開催したアジア最大規模の国際ワインコンペティション「ジャパン・ワイン・チャレンジ2025」で、岡山県真庭市の第3セクター・ひるぜんワインが醸造した「三座ロゼ」が日本産ロゼワイン部門とヨーロッパを除く新しい生産地域を指す「ニューワールド」のロゼワイン部門でトロフィー賞を初受賞し、さらにプラチナメダルを初めて獲得した。
年1回開催し、今回で28回目。同大会には計17カ国の名産地から約1300点がエントリーし、国内外でトップに立つ専門家らがリーデル、トロフィー、ベストバリュー賞、プラチナ、ゴールド、シルバー、ブロンズメダルを選出。同社の製品では「山葡萄ロゼ2024」が4度目のゴールドメダル、「三座赤」「岡山ピオーネ2024」「クフ・メルロー2023」「ルージュフィールドブレンド2023」がブロンズメダルに輝いている。
三つの賞に加えて日本産ロゼワイン3000~4999円部門の「ベストバリュー賞」にも選ばれた「三座ロゼ」は、2024年製。色が濃く、酸味と甘味のある蒜山地域産の山ブドウに、「甲州」といった辛口の白ワイン品種をバランス良くブレンドすることで、サーモンピンクの美しい色合いを作り、ほのかな甘味を残しつつあっさりとした軽やかな味わいに仕上げている。
審査員からは「口当たりが心地良く、洗練された余韻がある。複雑で爽やか、優雅で上品さを感じられる宝石のような逸品」と高い評価を受けた。
26日に久世の市役所を訪れた本守一生社長と植木啓司会長は「年ごとに収穫されたブドウを見ながら配合を変えており、今までで一番良いブレンドになったのかもしれない。とてもうれしい」「近年蒜山地域では質の良いワイン用ブドウが収穫されており、産地、産業として発展する可能性も秘めている。ワインも真庭ブランドの一つとして振興に努めたい」と太田昇市長に喜びを報告。
太田市長は「長年にわたり研究を重ねてここまで成長した皆さんの努力に敬意を表す。地域の活性化にもつながるほどの快挙で、今後はワインの認知度を上げるほかに、人材も確保できるよう支援していきたい」とたたえた。
受賞した品々はひるぜんワイナリー(同市蒜山上福田)や近隣の販売店、オンラインショップで購入できる。

