津山市の「中・高等教育機能のあり方に関する有識者会議」の第4回会合が22日、山北の市役所であり、これまでに出た意見をまとめた。事務局の市みらいビジョン戦略室によるとこの日が最終回で、「報告書」を1月中に作成する。
報告書の内容について、主題となった美作大の公立化では、大学の特色を踏まえた上で、今後も私立として存続する経営上の体力があるかどうかに言及。公立大の新設といった他の選択肢なども上げる。作陽高校の倉敷市移転の影響や生徒の受け皿、津山市が求める人材と養成に必要となる環境などにも触れる。
作成次第、谷口圭三市長に提出し、公表するという。
今回の会議もこれまでと同様、非公開で行われた。座長の今井康好岡山大大学院教育学研究科教授は取材に、「有意義な会議だった。専門性の高い委員がそれぞれの立場で出し合った多様な意見をまとめることになる。市の施策に反映できる内容になると期待している」と話した。
「中・高等教育機能のあり方に関する有識者会議」
- 2020年12月23日
- 行政・公共