岡山県津山署は、同県津山市の高野小学校の5年生が考案した標語とイラストを活用し、小中学校でのいじめ防止を呼びかけるポスターを作製した。近く管内=津山市、鏡野町=の42校や商業施設などに配布し、啓発してもらう。
5年生66人が総合的な学習の一環でいじめ防止を継続テーマにしていることを、出前授業の交流で知った同署がポスター作りを提案した。
A2判カラーで、児童たちが班ごとに考えた中から選んだ標語「傍観者いってみようよ勇気をだして」と、同小のキャラクター「にじりん」や笑顔の児童を描いた合同作品のイラスト画を黄色地に印刷している。
同署生活安全課の小林隆係長らが同小を訪れ、児童たちの前で代表者に贈呈。いじめ防止の取り組みの発表もあった。
1組の西本怜央君は「みんなで考えた標語がポスターになってうれしい。いじめのない学校にしたいし、ほかの学校でもなくなってほしい」と話した。