「布細工展」が岡山県久米郡美咲町の北和気郷土資料館で開かれ、愛好者たちの創意あふれる作品が来場者の目を楽しませている24日まで。
同町と周辺の熟年女性でつくる「布細工の会」の8人が、ちりめんや着物生地を組み合わせた近作約200点を出展。
愛らしい内裏びなやウサギびな、お地蔵さま、わらべなどの人形、今年の干支(えと)の辰(たつ)をモチーフにしたユニークな置物、十二支や端午の節句をテーマにしたつるし飾りも目を引く。さらに梅、ツバキといった花の押し絵、つまみ細工の小花をちりばめた羽子板、かご盛りにした季節の野菜も手が込んでいる。
同会の重定妙子代表(73)=同町藤原=は「7年前から柵原文化センターに月2回集っている仲間で、楽しみながらの創作を見てほしい」と話している。
午前10時~午後3時。月・火曜日定休。