「地美恵の郷みまさか」国産ジビエ認証取得

食関連
         

 美作市の獣肉専用処理施設「地美恵の郷みまさか」(同市平福)が、農林水産省の衛生管理基準や流通規格に基づく「国産ジビエ認証」を8日付で取得した。全国25施設目、県内では2施設目で、販路拡大の一手として大手ハンバーガーチェーンなどにシカ肉の供給を開始した。
 同認証は、消費者のジビエ(狩猟肉)に対する安心感の確保を狙いに2018年創設し、一般社団法人・日本ジビエ振興協会(長野県茅野市)に審査を委託。
 2013年に整備された地美恵の郷みまさかは現在、大黒天物産(倉敷市)が指定管理者になっており、衛生管理ガイドラインや部位の切り分けの流通規格順守など、厳しい基準をクリアした。
 取得を機に同振興協会が今月から実施している「GO GO GIBIER!」プロジェクトに参加。ハンバーガーチェーンのロッテリア、ファーストフード店を展開するJR東日本ベッカーズが製造販売するシカ肉バーガーの素材供給を始めた。
 市森林政策課では「高品質の獣肉が安定的に供給できることが認められたことにより、販路が格段に広がった。さらなる展開も模索し、害獣駆除の促進とジビエの普及、消費拡大につなげたい」としている。

国産ジビエ認証を取得した地美恵の郷みまさか


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