大リーガー・大谷翔平選手が全国の小学校に寄贈したグローブが16日、岡山県津山市内の全27校へ届けられた。子どもたちは待ちに待ったスーパースターからのプレゼントに目を輝かせ、さっそくキャッチボールなどを楽しんだ。
「大谷グローブ」は「野球しようぜ」というメッセージとともに各校に3個ずつ(右利き用2個、左利き用1個)届き、大谷選手のサインが印字されている。同時に勝央町のスポーツショップムサシからキャッチボール専用球が各校に2個ずつ贈られた。
贈呈式が東小学校=津山市山北=であり、6年生39人が参加。有本明彦教育長が「夢や目標を持って挑戦してほしいという願いが込められている。皆さんも大谷選手に負けないように頑張ってください」とあいさつ。代表児童4人にグローブとボールを手渡した。子どもたちは「大谷選手の優しさと温かさに感謝します。皆で大切に使わせていただきます」と礼を述べた。
このあと有本教育長と児童3人がキャッチボールをした。スポ少でソフトボールをしているという近藤陽輝君は「すごくうれしい。中学校に行ったら、野球部に入りたい。夢はやっぱり野球選手」と話していた。
最後に、大谷選手に送るための、「みんなで応援しています」と横断幕を掲げて感謝の気持ちを込めた、集合写真を撮影した。
同校では、クラスごとにグローブとボールを回したあと、授業で使ったり、休み時間に使うことができるようにしたりする予定。