津山市議会は12月定例会最終日の22日、大田のリージョンセンター内にある「市地域づくりサポートセンター」(愛称・ちいきいきいき相談所)を、来年3月末で廃止する条例改正案を賛成多数で可決した。
市が今定例会に「施設の運用と利用の実態に鑑み、センターを廃止する」として上程。本会議では4議員が「市の判断は主体である市民が不在」「市民との協議が後回しになっており、手順を間違っているのでは」などと反対討論をした。採決では賛成17、反対9で原案通り可決した。
市民活動の促進・支援を図るための拠点施設として、市が2018年10月にオープン。指定管理のNPO法人みんなの集落研究所が運営していた。
市側は先日の一般質問で判断理由について「次期指定管理の方針検討を行う中、市行財政改革推進本部会議で利用状況などから十分な機能強化につながっておらず、指定管理に委ねるほどの事業規模ではない面が見受けられる点について協議が行われた」「庁舎外にあることで連携が十分でなく、利用者が既存の組織などに限定的」などと説明。来年度以降は市庁舎内に移して市が直営で関わる方針を示している。
「市地域づくりサポートセンター」廃止
- 2020年12月23日
- 行政・公共