地域の特産品の味を知ってもらおうと、JA晴れの国岡山久米南ぶどう部会は7日、岡山県久米郡久米南町立の4小中学校にピオーネを寄贈した。8日に学校給食のデザートとして提供された。
初めての試みとして3小学校と1中学校に計15キロ。この日、代表して久米南中学校(同町下弓削)で贈呈式があり、大山正紀部会長が生徒会のメンバーに手渡した。生徒会長の3年・後藤玲亜さん(14)は「作る人の苦労など、生産者のみなさんに感謝しながら味わいたい」と話した。
同部会では40戸が計28ヘクタールで栽培しており、1日から露地物の出荷がスタート。高温と少雨に見舞われたが、夜温の低下とともに着色は順調に進み、大粒で甘みも強く仕上がっているという。
来月にはシャインマスカットを贈る予定。大山部会長は「地域の特産品をみんなに知ってもらい、将来の担い手になってくれればうれしい」と話していた。