ロック歌手・矢沢永吉さんをテーマにしたデザインを稲で浮かび上がらせる岡山県美作市大原地域の「永ちゃん田んぼ」で、大原小学校5年生25人が田植えを体験した。7月下旬には見ごろを迎えるという。
住民有志でつくる「永ちゃん田んぼの会」が地域おこしを目的に2019年から手がけ、6年目。約17アールの水田をキャンバスに、矢沢さんの今年のコンサートタイトルの「FIGHT ON」、スポットライトを浴びる矢沢さんの顔のシルエット、星印を描く。
観賞用の「ゆきあそび」(白)と「べにあそび」(赤)、古代米(黒)、きぬむすめ(緑)の4品種の稲を使用。会では16日にファンら約60人が参加して田植えを行っており、児童たちはこの日、仕上げとなる部分に古代米の苗を植えた。
手足を泥だらけにしながら印に合わせて丁寧に植え付け、「みんなと協力して植えた田んぼアートを、たくさんの人に見てもらいたい」と笑顔を見せていた。
10月中旬の収穫後は、古代米ときぬむすめは市内の学校給食に提供される。