即席麺を使用したアイデアレシピを競い合う「第22回インスタントラーメンオリジナル料理コンテスト」(日本即席食品工業協会主催)の全国大会に、美作大学=岡山県津山市=食物学科2年の土居彩乃さん(20)=津山東高校食物調理科出身=が出場する。
土居さんが考案した作品は「汁なし!簡単チュモッパ風まぜそば」。韓国のおにぎり・チュモッパを、インスタントラーメンで手軽に食べやすい「まぜそば」にアレンジした。
トウガラシの辛味の効いた市販のインスタントラーメンを使用。ゆでた麺とごま油、添付の粉末スープを混ぜ、その上にツナマヨ、キムチ、刻みネギ、刻んだたくあん、ちぎった韓国のりを盛り付け、辛さを抑えるための卵黄を真ん中に載せる。包丁をほとんど使用しないため、料理が苦手な人でも15分ほどで簡単に作ることができる。
土居さんがエントリーした「即席めん部門」には全国から379作品の応募があり、書類選考を通過した8作品が全国大会(決勝大会)への切符をつかんだ。大会は2月11日に東京の服部栄養専門学校で開かれる。
高校時代から5回目の挑戦で初の全国に挑む土居さんは「辛さを抑えつつ、味をまろやかにし、幅広い世代に好まれるよう工夫した。当日は実力を発揮して優勝を目指したい」と話している。