即席麺を使用したオリジナルレシピを競い合う「第21回インスタントラーメンオリジナルコンテスト」(日本即席食品工業協会主催)の全国大会で、美作大学食物学科3年の出水清崇さん(21)=津山東高校食物調理科出身=が考案したレシピが、優秀賞(準優勝)に輝いた。
作品は「でぇれ〜うまい! さっぱり酸辣湯麺(サンラータンメン)〜岡山野菜と粕酢のマリネ〜」。県産の黄ニラなどの野菜と発酵食品の粕酢を使ってマリネに。食べる人が楽しめ、健康になれるようにと、野菜のおいしさを引き立たせたほか、1日の野菜摂取量の半分をとれるよう工夫した。
全国から563作品の応募があり、1次審査(書類)で18作品に絞られ、審査員投票とウェブ投票などを経て8作品が決勝大会(全国大会)に進出。出水さんは高校時代から応募しており、5回目の挑戦で初の全国切符をつかんだ。
決勝大会は2月12日に東京の服部栄養専門学校で行われ、審査員の前で調理。何度も試作を重ねて臨んだといい、「今までで一番良い出来になった」と話す。
準優勝に選ばれた出水さんは「優勝まであと一歩届かず、悔しかったが、岡山の野菜や粕酢をPRできて良かった。管理栄養士の資格取得を目指しているので将来はそれを生かした仕事に就き、子どもやお年寄りに合わせたレシピの開発などにつなげたい」と話した。
副賞として即席ラーメン3カ月分などの副賞が贈られた。
「第21回インスタントラーメンオリジナルコンテスト」全国大会優秀賞(準優勝)に輝く!美作大学食物学科3年の出水清崇さん(21)/ 岡山県津山市