「小・中学生茶道教室」で学ぶ子どもたちの「第16回ひなまつり子ども茶会」が31日、新野東の勝北公民館で開かれ、来賓や保護者らに日ごろの研さんの成果を見せた。
文化庁の伝統文化親子教室事業の一環で、津山圏域消防組合東消防署の署員や県議会議員ら4人を招待した。
茶道・表千家流教授の濃野榮子さん(74)=安井=が指導する小学生から高校生までの5人がお点前を披露。凛(りん)とした空気の中、柄しゃくで茶釜から湯をすくうといった動作を作法に沿って行い、茶筅(ちゃせん)を振って抹茶をたてた。生徒は新型コロナウイルス対策のため、来客に茶を出さず、自分で飲む「自服」を行った。
このあと終了式があり、相伝の授与に続いて子どもたちは抱負や感想を述べた。津山中2年の吉本さくらさん(14)は「手順を間違え、稽古が足りないと感じた。これからも精進します」津山東高校3年・板倉由奈さん(18)は「美しい所作、心づかいなど習ったことは大学生になっても生かしていきたい」と話した。
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お点前を見守る参加者