本年度「津山市小・中学校教育美術展」(市教委など主催)が7日、岡山県津山市新魚町のアルネ津山4階・市立文化展示ホールで始まり、市立小中学校全35校の児童・生徒たちの感性豊かな力作が来場者の目を楽しませている。
小中学生が図工、美術の授業で制作した計1186点を展示。「自分のなりたい職業」をテーマに作った紙粘土製の人形をはじめ、印材に文字を刻んで印章を作る篆(てん)刻、自画像やデザイン画、版画、オブジェといった多種多様な作品が並んだ。
![将来の夢をテーマにした紙粘土製の人形](https://tsuyamaasahi.co.jp/wp/wp-content/uploads/568868a145e3194016f3e1f9863f9734-1024x683.jpg)
このうち「Myキャラクター自分がモデルのゆるキャラ」は中学生たちが自身の性格や趣味を投影させて作り上げた立体作品。本をかたわらに読書にふける姿や好きな動物や植物をモチーフにした愛くるしい意欲作は強い個性を放っている。
訪れた人たちは一点一点じっくり観賞し、「上手」などと褒めていた。横山の真野トシエさん(86)は「細部までこだわり丁寧に作りこんでいて、大人顔負けの秀作がそろっている。私が子どもの時に比べて現在の子どもたちはさまざまな芸術に触れることができていて、どの作品も創造性が豊か」と話していた。
同展は、約1年の成果を発表する場として毎年開催している。
![自身をモデルにつくったマスコットキャラクター](https://tsuyamaasahi.co.jp/wp/wp-content/uploads/729174a37116893892db26f4e9a3c348-1024x683.jpg)