岡山県津山市や久米、勝田郡で日本舞踊の教室を開く会主らによる「舞扇の会」の第3回「各流派舞踊 舞扇」が8月にテレビ津山で放映される。山下の津山文化センターで3日、撮影が行われ、会員たちは扇子や造花などを片手に、カメラの前で優雅な舞を披露した。
小柳、藤間、正派若柳流の9会主の7〜75歳の会員約40人が参加。長唄、常盤津などの古典舞踊から演歌やポップスといった現在の歌謡曲で踊る新舞踊まで全37演目を踊った。華やかな着物に身を包み、稽古の成果を存分に発揮した。
同会は伝統舞踊を絶やすまいと有志が集まり2017年に立ち上げた。18年から津山や勝央町などで公演を行っていたが、コロナ禍の影響により昨年は舞台を中止。感染拡大防止を懸念して一般公開をせずにテレビ放映に切り替えた。
今回会長を務めた正派若柳流清柳会・若柳吉清恵会主(73)=沼=は「好きな方はもちろん、若い方たちにも見てもらい、日本古来の芸能にふれてもらいたい」と話した。
放映日は、8月12〜15日の午後1時から。8月21日〜9月12日の期間の間は、毎週土、日曜日、午後1時と午後9時から2回放送する。
問い合わせは、舞扇の会・若柳吉清恵さん(☎234578)。
「舞扇の会」舞の撮影 8月にテレビ津山で放映