城西地区の作州民芸館(岡山県津山市西今町、津山まちの駅城西)を会場に、恒例で開かれている「野菜と魚の市」が15日、2012年3月の初開催以来100回の節目を迎える。住民の買い物や交流の場として親しまれており、当日は記念の特別企画を多彩に行う。
生産者の顔が見え、地域の人が歩いて買い物ができる場にしようと、NPO法人つやま城西ほりおこし隊が立ち上げ、現在は城西まちづくり協議会が引き継いで開催している。
当日は午前8時半から始まり、地元生産者の新鮮野菜や果物、鮮魚、彼岸用仏花、おこわ、梨、健康茶などを販売。記念企画として、人気の漬物、黒糖まんじゅう、西小学校とコラボした記念缶バッジを来場者にプレゼントする。同小の児童によるオリジナルスイーツ「かすちゃんバームクーヘン」の販売も行う。
また、津山産小麦のパンコーナーを設置し、3個購入するとカフェのドリンクが100円になる券をもらえる。津山の新名物にしようと考案された「干し肉茶漬け」(300円)などの朝食コーナーも設ける。
同市は19年4月に民芸館がまちの駅としてオープンし、常設で野菜などが買えるようになってからは、春秋の彼岸や盆、年末の年4回開催。青壮年や学生ボランティア、小学校なども企画に加わり、若い世代のアイデアや意見を取り入れ、催しの充実、地域の活性化につなげている。
同協議会では「子どもからお年寄りまで多くの人に親しまれ、200回、300回と続けていけるよう、今後も地域を挙げて取り組んでいきたい」としている。
小雨決行。商品がなくなり次第終了。問い合わせは、同協議会(TEL:0868-22-8688)。