中国地方初の「不登校特例校」 2024年度にコース新設 「社会的自立へサポート」/岡山・津山市

行政・公共 津山朝日新聞社
         

 岡山県津山市の美作高校普通科に2024年度、「学びの多様化学校(不登校特例校)」として文部科学省の指定を受ける「Bloom(ブルーム)」コースが新設される。県私学協会が16日に公表。特例校の指定は中国地方では初となる。

 不登校経験のある生徒らを対象に募り、定員は20人。コミュニケーションを学ぶ授業をはじめ、地域の保育園や高齢者施設でのボランティア、農業体験などを通じて職業観を育み、カリキュラムや登校時間は柔軟に対応する。現在、文科省から内定を受け、詳細な授業内容を協議中。

 美作高では「不登校対策を長年続けてきた中、一歩踏み込んだ取り組みとして新設する。生徒たちの不安を取り除きながら将来、社会的な自立ができるようサポートしていく」としている。

 特例校は現在、京都府、奈良、香川県など10都道府県に24校ある。


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