世界のクラシックカーが岡山県内を巡るチャリティーイベント「第21回ベッキオバンビーノ」(同実行委主催)が1、2の両日開催され、流麗なクラシックカーやスーパーカー約90台が春の作州路を駆け抜けた。
初日は岡山縣護國神社(岡山市)をスタートし、津山市の城東地区や中心市街地、真庭市の蒜山高原、新庄村などを経て倉敷市のブラジリアンパーク鷲羽山ハイランドへ向かった。2日は倉敷市や笠岡市など県南を走った。
城東地区の出雲街道沿いに設けられたチェックポイントにはライレー(英)を先頭に、MG―PA(同)、ポルシェ(独)、フェラーリ(伊)、フォード(米)などのビンテージカーが次々とチェックイン。詰めかけたファンや住民らが手を振って歓迎し、憧れの車を写真に収めるなどしていた。
島根県松江市から津山に転勤してきたばかりだという会社員・多賀井敦さん(49)は「ベッキオバンビーノはテレビで見たことがあった。展示車両を見ることはあるけれど、走っているビンテージカーを見る機会はなかなかない。感激しますね」と話していた。
同イベントは県内の愛好家でつくる実行委が春と秋に開催。各チェックポイントでは交通遺児就学支援の募金活動が行われた。