岡山県津山市にある津山東高校の食物調理科3年生が28日、7月に始まる本格的な実習を前に「調理師仮認定式」に臨んだ。あこがれのコック帽をかぶり、技能の習得に向けて気持ちを新たにした。
5月に実施された調理理論や衛生法規などを問う校内試験を合格した39人が出席した。安東幸信校長が「校内で培ってきた知識、技術がプロの職場でどの程度通用するのか確かめてほしい。一つ一つの経験が財産となる」と激励。保護者や教師、同科2年生が見守る中、一人ずつに円筒型の真っ白なコック帽が手渡され、鏡の前で整えながら身につけた。
生徒を代表して内藤七羽さん(17)が「クラス全員で団結し、助け合いながら成長できるよう努力する」と誓いの言葉を述べた。
仮認定式は今年で25回目。実習は7月10日から10日間、ホテルや飲食店、菓子店で集団調理などを行う。調理師資格は卒業時に取得する。