岡山県津山市は19日、パソコンやスマートフォンなどでいつでも本を貸出・閲覧できる「電子書籍貸出サービス」を、市と周辺5町の図書館で7月から導入すると発表した。新年度当初予算案に事業費761万円を盛り込み、26日開会の3月定例市議会に提案する。
文字拡大や音声読み上げ機能といったバリアフリー機能を充実させ、高齢者や障害者ら来館困難な人の利便性の向上を図る。対象は同市をはじめ鏡野、勝央、奈義、久米南、美咲町でつくる津山圏域定住自立圏に在住、在勤、在学している人。
19日の定例記者会見で谷口市長は「子育てイベントや学校での読書活動などさまざまな場面で活用していく」と述べた。