一笛会(福原一笛代表)の津山教室おさらい会が29日、岡山県津山市の衆楽園迎賓館で開かれた。日ごろの修練の成果を披露し、うららかな名勝に篠笛の美しい音色を響かせた。
この日は津山城のソメイヨシノの開花宣言があった日で、隣の会場では茶席が設けられるなど華やかな雰囲気のなか、教室生10人が着物などに身を包み出演。
「ふるさと」を皮切りに、「上を向いて歩こう」や「いい日旅立ち」など馴染み深い楽曲や、「元禄花見踊」といった味わい深い旋律を奏でた。最後は全員で「さくら さくら」の流麗な合奏を披露し、約40人の来場者から大きな拍手が送られた。
福原代表は「素晴らしい会場を使わせていただきありがたい。改修工事が施されると聞いており、ここでは最初で最後の舞台。緊張感のある素晴らしい演奏でした」と話していた。
一笛会は全国組織で、津山教室は月に1回、川崎の津山東公民館で開かれている。
