岡山県真庭市勝山地区の特産品、かつやまのいも「銀沫(ぎんしぶき)」の魅力を知ってもらおうと、勝山小学校の3年生を対象にした学習会が6日、真庭市勝山のうどん処本峰で開かれ、子どもたちが調理や試食を体験した。
地元が誇る山の幸を家族や知人らに広めてもらうことを目的に、勝山観光協会物販飲食店部会が開いた。児童たちははじめに、勝山地区を中心に44戸の農家が栽培に取り組んでいることや、料理の提供・販売を行う店を巡るスタンプラリーが実施されているなどを聞いた。
続いて銀沫の調理を行い、ダシを入れて伸ばしたり、皮むき、すり下ろしたりといった体験を楽しみ、特長の「強い粘り」を実感。とろろ飯と山かけうどんをおいしそうに味わった。
児童たちは「粘りがお餅みたい」「家族に銀沫のことを教えたい」。小学生を対象にした同学習会は4年ぶり4回目で、宮本茂部会長は「銀沫を食べたことのない児童にも喜んでもらえて良かった。各家庭などで味わってもらい、さらに広めていけるよう今後も続けたい」と話していた。