岡山県津山市出身のガラス造形作家・中原司さんの「ガラス彫刻作品展」が、川崎のポート・アート&デザイン津山で開かれ、きらめきや透明感に満ちた作品が来場者を魅了している。22日まで。
倉敷市真備町を拠点に国内外で活動しており、初となる津山での個展に約30点を展示販売。何枚もの板ガラスを積層させて研磨加工し、ガラスを水に見立てた美しい作品に仕上げている。
吸い込まれそうな深い緑色は、まるで水が揺らめいているよう。硬いはずのガラスが流動的で柔らかに見え、光の反射や見る角度によって表情を変える。
限りなく透き通ったガラスに、訪れた人たちは「作品の中に引き込まれそう」と話しながら、一点一点に見入っている。
午前10時〜午後6時。火曜日休館。入場無料。