岡山県勝田郡奈義町は、協働で環境美化に取り組む「奈義町みんなでつくる美しいまち条例」を制定。昨年7月に開催された「こども議会」で、奈義小学校(同町広岡)6年生が提案した意見が施行につながった。
「こどもまんなか社会」の実現を掲げる町が約17年ぶりに同議会を開催し、「環境破壊につながるごみのポイ捨てを減らしてほしい」という声を採用した。
条例では、空き缶や吸い殻などのポイ捨て禁止や公共場所で喫煙マナーの徹底、ペットのフンの持ち帰りについてふれられ、町と住民、事業者が一体となって推進する内容となっている。
町では「住民全体の機運も高まることが期待される。子どもたちが町政に興味を持ち、参加するきっかけにしてもらいたい」としている。