奈義町在住の漫画家・あさののいさん(37)による「こんにちは、なぎさん展」が同町高円のそばカフェ・木楽ギャラリーで開かれ、奈義での日常をテーマにした心和む漫画作品に来場者が見入っている。29日まで。
千葉県船橋市から移住して6年になるあさのさんが、町内での初個展に約20点を出展。
メインの連作「こんにちは、なぎさん」は、家族や地域住民、雄大な那岐連山、美しい田園風景などがほのぼのとしたタッチと淡い彩色で描かれている。初雪の朝、町民運動会、昆虫採集、魚とり、風呂場に現れるヤモリといった題材に新鮮な驚きや感動がちりばめられ、ほほ笑ましい。
連作第1話から最新35話までのファイル、漫画の印象的な一コマを使った絵はがき、夫で劇作家の菅原直樹さん(38)が主宰する劇団の公演のポスターも並ぶ。
あさのさんは「豊かな自然、心温まる地元の皆さんとの交流など、移住者目線で感じた奈義の魅力を描きためた作品。多くの方に見てもらえたら幸い」と話している。
午前11時〜午後4時(月、火曜日定休)。
問い合わせは、そばカフェ木楽(☎㊱5850)。
(写真)漫画「こんにちは、なぎさん」の一部