日本酒「作州武蔵」などの銘柄で知られる岡山県津山市一宮の難波酒造で23日、恒例の「蔵開き」が始まり、多くの愛飲家らが今年の新酒の味を楽しんでいる。25日まで。
芳醇な香りが漂う酒蔵を開放し、待ちかねた大勢の日本酒ファンらが列を作ってしぼりたて生原酒の瓶詰めを買い求め、新酒の試飲も人気。酒かすや秘伝のかす漬けなどの販売、綿菓子のサービス(子ども限定)、甘酒の振る舞いも好評だった。
敷地内に設けた「居酒屋広場」では、夫婦連れらがおいしい料理をほお張りながら、しぼりたての酒を味わっていた。訪れた人たちは「この季節の酒の味は格別」「たくさん買って帰りたい」と話していた。
中山神社駐車場からシャトルバスを運行している。蔵開きは、県清酒品評会純米酒部門の県知事賞受賞記念を機に開催し9回目。