第3回「勝北木工クラブ 漆の会5人展」が岡山県勝田郡奈義町高円の那岐山麓山の駅のいろり家で開かれ、温かみのあるつややかな漆作品などが来場者の目を引きつけている。8日まで。
津山市を中心とした60~80代の愛好家でつくる同会(小竹久志会長)の5人が、トチやケヤキ、スギの木などで制作した計約250点を出展。漆塗りの茶わんや湯のみ、盆をはじめ、花瓶や小物入れ、自然の風合いを生かしたペンダント、キーホルダーが会場にずらり。訪れた人は作品を手に取り、一点一点異なる木目や漆の光沢感を味わっている。
小竹会長(83)=同市安井=は「漆塗りにはほっとするような温かさと奥深さがある。力作を見に気軽に足を運んでほしい」と話している。
