墨絵の魅力にふれ 初心者ら水墨画家に学ぶ 「難しくも楽しい」「奥深さ感じた」/岡山・津山市

芸術 大谷さん(右から2人目)の助言を受けながら水墨画を描く参加者
大谷さん(右から2人目)の助言を受けながら水墨画を描く参加者=岡山県津山市で
         

 岡山県津山市の津山東公民館でこのほど、「はじめての水墨画講座」(同市生涯学習課主催)が開かれ、初心者21人が竹や花を題材に墨絵の魅力にふれた。

 南椛墨画会を主宰する水墨画家・大谷南椛さん(86)が講師を務め、市内外から中高年の男女が参加した。

 大谷さんは手始めに竹を描いて見せ「墨の濃さを水分で調整し、奥にあるものは淡くすることで遠近感がでる。筆使いは勢いが大切」などとアドバイスした。

 参加者は、手本を参考にしながらポイントになる節や枝葉を和紙に何度も練習した後、一枚の絵に仕上げていった。後半はツバキをモチーフに花弁を赤く着彩した。

 会社員・光井芳子さん(64)は「濃淡の出し方、思い切りよく筆を運ぶのも難しいが、とても楽しい。墨絵の奥深さを感じられたので、自宅でも描いてみたい」と笑顔だった。


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