岡山県津山市の美作大学でこのほど、「津山産小麦を使ったパン作り研修会」が開かれ、市内の飲食店経営者や学生らが、旬の地場野菜をトッピングしたパン作りを学んだ。
兵庫県神戸市の職人・大下尚志さん(46)=ブーランジェリービアンヴニュ代表=が、フォカッチャやブリオッシュといった菓子パン作りの工程を実演し、約40人が参加した。
参加者はアドバイスを受けて成形し、発酵させた「せときらら」の生地の上に、津山産のアスパラガスやピオーネ、県産トマトなどをのせた。材料の配合や手順を確認しながら、真剣な表情でメモ。
焼き立てを試食した津山東高2年・杉本晴香さんは「ほどよい甘さのあるふわふわした生地がおいしい。野菜やフルーツとの相性もいいですね」と話した。
地域産品の普及や新商品開発、農業の活性化を狙いに、美作広域農業普及指導センターなどが昨年度に続いて実施し、9月20日まで計4回を予定。