岡山県津山市総合福祉会館で3、4日、本年度の老人作品展(市老人クラブ連合会主催)が開かれ、会員たちが丹精して制作したさまざまなジャンルのアート作品が市民らの目を楽しませた。
手芸、日本画、洋画、木工、陶芸、俳句、盆栽、工作などの力作約300点を展示。モミジが散る晩秋の”わび・さび”を描いた水墨画、廃木材を活用して作った愛らしいフクロウの置物、色とりどりの布を使った小物、自然の風景を収めた写真、備前焼などがずらり。訪れた人たちは「すごい」などと感嘆の声をあげながら一点一点じっくりと眺めていた。
同連合会の事業部長と佐良山地区老人クラブ連合会長を務める山本基嗣さん(79)は「個性豊かな意欲作が寄せられ、見応えがあっておもしろかった。私たちよりも若い60代の人たちの参加も増えたら良いと思っている」と話していた。
同展は高齢者たちが趣味を楽しみながら日々の生活を充実させられるようにと毎年恒例で行われている。