アルネ津山(岡山県津山市新魚町)の駐車場を管理運営する第三セクター「津山地域振興開発」の定時株主総会が2022年12月22日、新魚町の地域交流センターで開かれ、第24期(2021年10月〜22年9月)決算を承認した。長引くコロナ禍の影響などにより利用が伸び悩み、4期連続の赤字となった。
駐車場の利用台数は前期比4・5%減の40万7682台。感染拡大に伴う公共施設の閉鎖や商業フロア閉店はなかったものの、コロナ禍前の利用状況には程遠く、文化ホール・ベルフォーレ津山などでの催しが少なかったことによる集客不足、大口定期契約の解除も響き、売上高は同4・9%減の7133万円。一方、販売費・一般管理費はコロナ禍に伴う固定資産税の減免がなかったこと、サテライトオフィス「COTOYADO(コトヤド)」の減価償却の一部が加わったこともあり、同8・7%増の8830万円。
営業損失は1697万円(前期は営業損失623万円)、経常損失1530万円(前期は経常損失407万円)、当期純損失1628万円(前期は当期純損失505万円)となった。
枽村功士社長は「今後の運営では照明設備のLED化をさらに進めるなど経費節減、利便性向上を図る一方、津山街づくり会社や核テナントの天満屋と連携し、COTOYADOの活用促進、新規出店などの集客対策に取り組み、経営健全化に努めたい」としている。
アルネ駐車場4期連続赤字に 津山地域振興開発株主総会
- 2022年12月23日
- 経済・産業