インフルエンザの流行が本格化し、今後も患者増加の可能性があるとして岡山県は1日、インフルエンザ警報を発令した。A型の患者が急増しており、感染予防の徹底を呼び掛けている。警報発令は2019年1月25日以来約4年10カ月ぶり。
定点調査している県内84医療機関で1施設当たりの平均患者数が基準(30人)を上回ったため、10月5日に出した注意報を切り替え、最新データ(11月20〜26日)の同患者数は31.35人。19年の発令時より56日早い。
累計患者1万2433人(同日現在)の約8割が20歳未満で、学校での広がりが目立つ。検出されたウイルスは、県環境保健センターで調べた13検体はA香港型が中心ですべてA型。保健所別の同患者数は、倉敷市が52.06人と最も多く、美作は14.70人。
県健康増進課では 県健康増進課では「手洗いやうがいなどの予防策を徹底し、場面に応じたマスク着用を。症状があれば早めに医療機関を受診してほしい」としている。