企画展「同世代の彫刻家」が岡山県津山市西今町のカフェ&ギャラリー「Nishi1ma25」で開かれ、多様な表現の具象、抽象彫刻に来場者が見入っている。5月7日まで。
同ギャラリーを運営する画家・桜井由子さんの父親で、同県鏡野町出身の桜井敏生さん(82)=東京都=と、同世代で交流のあった雨宮透さん(山形市)、市川悦也さん(京都府綾部市)、故渡辺隆根さんの作品計約30点を展示。
抽象では、伸びやかな曲線が美しい市川さんの木彫「上昇気流」、丸みを帯びたフォルムが有機的な渡辺さんの石彫「宙・成」も面白い。具象では、若い女性のりんとした立ち姿が印象的な雨宮さんのブロンズ像「眺」、老いた男の風ぼうに生きざまが漂う桜井さんの石像「源さんⅡ」など。
企画した桜井由子さんは「いずれも彫刻家として長年それぞれに表現を模索してきた円熟の作。時を経てなお新鮮さを感じさせる作風にふれてほしい」と話している。
午前11時〜午後5時。定休日は月、火、水曜日。
問い合わせは、NishiⅠma25(☎080―5907―1663)。