津山東高校食物調理科2年生を対象にした「高校生レシピコンテスト」(スーパーマーケットマルイ主催)が23日、岡山県津山市の同校で開かれた。8チーム40人がだしを使った野菜料理を作って出来栄えを競い、「白菜と豚肉のミルフィーユ」「白だしきんぴら」を考案したチーム「ぺんたごん」がグランプリに輝いた。
野菜の摂取不足解消に向け「だしのチカラで野菜をもっとおいしく!」をテーマに、津山産食材を使って考案した主食と副菜の2品を発表した。
「ぺんたごん」は松尾美空さん(16)、北山優斗さん(16)、渡邊真大さん(16)、西村琉希さん(16)、小西澪さん(17)の5人。主菜は津山産の白菜、豚肉を交互に鍋に詰め、津山産のおろししょうが、しょう油やだしで煮込んだ一品で、血流を促進し、体を温める。きんぴらは、津山産ショウガやゴボウ、ニンジンに黄色パプリカを加えて彩りを工夫し、白だしやごま油で味付けすることで塩分を抑えた。
審査は松田和也社長、谷口圭三市長ら4人が試食し、テーマとの親和性、味、地域性、プレゼン力、工夫点の5項目で評価した。
リーダーの松尾さんらは、野菜不足の食べ盛り男性をターゲットに、手軽に作れることをプレゼンでアピール。北山さんは「みんなで考えたレシピが認められてうれしい。将来は日本料理の調理師になりたい」と話した。
このほか野菜がたっぷり入ったサラダボウルや津山産米粉を使ったグラタン、梅しそが入ったお好み焼きなどエントリーし、高い評価を得た。
同コンテストは、地産地消や食育推進を狙いに、市、食品会社の味の素の協力を得て実施し、今年で14回目。入賞作品は後日、マルイの店頭配布用リーフレットや、ホームページなどに掲載予定。
