コカリナコンサート

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 東日本大震災の発生からまる10年に先立ち、被災地へのエールを送るコカリナコンサートが7日、東新町の鶴山ホテルで開かれ、市民ら約60人が心安らぐ音色に聴き入った。
 日本コカリナ協会公認講師の古澤かおるさん(小原)と、ライアー(たて琴)奏者の水野みどりさん(沼)姉妹、コカリナサークル「紡」のメンバーたちが出演。復興支援ソング「花は咲く」や多くの被災者を励ました「空より高く」などを演奏し、柔らかな調べを響かせた。
 古澤さんは演奏の合間に岩手県陸前高田市の千本松原などの被災木で作られたコカリナを紹介。「復興の象徴となった〝絆〟という言葉は、コロナ禍の中でも意味や重みを考えさせられる。震災を忘れずに被災者の思いに寄り添ってほしい」と呼びかけた。
 二宮の安川寛子さん(63)は「曲を聴きながら自分が被災者のためにできることを考えさせられた。災害は他人事ではない。風化させないようにしていきたい」と話した。
 同コンサートは2015年から定期的に開き今回が41回目。


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