岡山県は2日、新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行に備え、発熱患者ら感染の有無を調べる医療機関を約40カ所から371カ所に拡充したと発表した。1日当たりの検査可能件数は従来の700件から10倍以上の8120件となり、同時流行しても需要に対応できるという。
かかりつけ医など身近な医療機関による検査体制の整備を求める国の指針に基づく措置で、同意が得られた101カ所の医療機関を県のホームページ(HP)で公開。あとの270カ所とも情報を共有している。
PCR検査に加え、短時間で結果が分かる抗原検査キットを導入し、同時流行のピーク時に見込まれる検査需要(1日計7787件)を上回る件数を確保した。受診方法は、発熱やせきなどの症状があれば、かかりつけ医に相談するか、HP掲載の医療機関、保健所の受診相談センターに連絡。土日祝日は、新設の休日受診相談センター(☎086―226―7925)に連絡する。
コロナウイルスとインフルエンザの同時流行の備え
- 2020年11月4日
- 医療・福祉