伊原木隆太知事は2日、臨時記者会見を開き、県内の新型コロナウイルス感染状況について、切迫度が最も低い「ステージ1(散発)」から「ステージ2(漸増)」に悪化しているとの見解を示した。新規感染者が増え、直近1週間に確認された患者の約7割が変異ウイルスの感染とみられることも公表された。
同日の対策本部会議で報告され、スクリーニング検査の結果などによると3月25〜31日に感染が分かった58人(前週45人)のうち、41人が変異株の可能性が高いとの見解。
伊原木知事は「変異株の割合が増え、第4波の入り口になりうる状態。このままでいれば2週間、3週間後に県内でも大変なことになる恐れがある」とし、まん延防止等重点措置の対象となった大阪、兵庫などとの不要不急の往来自粛、会食時の感染予防徹底など、危機感を持っての対応を呼び掛けた。
コロナ直近1週間は7割変異株
- 2021年4月3日
- 医療・福祉