岡山県の津山が消費量でシェア日本一を誇るという瓶入りチューハイ「瓶チュー」のキャップデザインが、市内の飲食店店主の情熱でリニューアルされた。施されたキャッチコピーは「I♥瓶チュー」。メーカー社長の粋な計らいで、津山人の“瓶チュー愛”が形になった。
瓶チューはオエノングループの合同酒精(東京都)が手がける。なぜか津山市内で局地的に売れており、スーパーやコンビニなどで当たり前のように販売されるなど、国内1番のシェアとなっている。
伏見町の飲食店「炙家ぼっけもん」の店主・永松雄将さんは、瓶チューを愛してやまない1人。店内に「瓶チュー横丁」を設けるほどの情熱を燃やし、普及に貢献している。合同酒精は、津山エリアの営業担当社員を通じて、日本一の出荷数の背景にある津山人の愛や永松さんのことを知り、そうした思いを形にする方法を検討。永松さんに相談し「I♥瓶チュー」がデザインに採用された。
対象商品はレモン、ドライ、しょっぱいウメボシで、8月以降順次、全国で切り替えている。
こだわりの店の存在や津山人の愛に感激したという合同酒精の西永裕司社長は「長きにわたり瓶チューを愛していただき、うれしく思っています。微力ですが、これからも瓶チューを通じ、津山市の魅力を発信するお手伝いができれば」と話している。
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