高田小学校3年生20人が9日、岡山県津山市上横野の森山農園で県特産品・シャインマスカットの袋かけ作業を体験し、地域で営まれている農業について学んだ。
園主の森山真一さん(66)が、害虫や鳥、雨による病気から守る袋かけの目的や品種ごとの色や違いなどについて説明。子どもたちから「どうしてブドウは甘いの」「いつからブドウを作っているんですか」といった質問に答えていった。
続いて約4500房が実る15アールの畑で、黄緑色のきれいな房に手を伸ばし、それぞれが思い思いに絵を描いた袋を丁寧にかけていった。
片岡彩乃さん(9)は「ブドウを守るために袋をかけるのは知らなかった。甘くて大きなブドウに育ってほしい」と話していた。
同校では総合学習の一環で毎年実施し、9月中旬に予定している収穫にも参加する。