就農希望者を対象にした「つやま援農塾」が2日、岡山県津山市中北下の市役所久米支所などで行われ、受講生が久米地域の特産・ジャンボピーマンについて講義を受け、ほ場や選果場を見学するなどして知識を深めていった。
塾は本年4月に開講し、野菜部門では8人がアスパラ、ブロッコリーやショウガといった市特産品や県域で生産を強化している重点品目の栽培について学んでいる。
この日は3人が参加し、JA晴れの国岡山久米選果場を訪ね、スタッフたちが等級ごとに分けて箱詰めしていく様子を見て回った後、生産者の三舩義明さん(75)=久米川南=のほ場(約40アール)で、青々と大きく育った実を収穫した。このほか、三舩さんに質問して、栽培する上での注意事項なども聞いていた。
私用地を活用する方法を探して受講したという上田邑の水杉誠さん(72)は「肉厚で甘みが強く、子どもたちも好んで食べているという話を聞き、少し興味が湧いてきた。家庭菜園から挑戦してみようかと考えている」と話していた。