スマート農業技術研修会(美作県民局主催)が19日、神代地内のほ場などで開かれ、津山地域の農業関係者35人がラジコン草刈り機の実演を見学し、操作体験もして実用性を確かめた。
担い手不足や高齢化の進む中で省力化、危険を伴う作業の改善に向け、導入を検討してもらおうと企画し、集落営農法人の代表や大規模農家らが参加。
パドック(下田邑)、ササキコーポレーション(青森県)、IHIアグリテック(長野県)が製造した各機種についてメーカー担当者が「小型で軽トラに積載し、車内でエアコンをかけながら操作できる」「電気とガソリンのハイブリッド。88万円と従来品に比べ格安」「最大で傾斜角45度まで作業可能で刈り幅は95?」といった性能やアピールポイントを説明した。
続いてほ場で実演し、リモコン操作によりキャタピラで自走しながら生い茂った雑草をスムーズに刈り込む様子見入っていた。この後、希望者は操作を体験。
同所の農業男性(58)は「田のあぜや周辺の草刈りに毎年数回、相当な労力をかけている。この機械なら効率的だし、危険な目にも遭わずに済む」と話した。
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ラジコン草刈り機の実演に見入る参加者
スマート農業技術研修会