ノロウイルスによる食中毒が多発する恐れがあるとして、岡山県は9日、県内全域に食中毒注意報を発令した。
指定の54医療機関で、1施設当たりの感染性胃腸炎の平均患者数が5日まで2週間連続で1.1倍以上となり、規定条件を満たした。
ノロウイルスによる食中毒は昨季(2022年10月〜23年3月)、真庭、岡山市の2件で86人。今季(10月以降)はまだ確認されていない。
県生活衛生課は「感染しても症状が出ず、周囲に広げてしまうケースもある。調理前の手洗い、食品の十分な加熱といった予防策を徹底してほしい」と呼びかけている。